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鬼瓦松元の七転八釣

南九州を中心に旬の魚を追っかけてます。 釣果は・・・。他、小さな庭に、植物、果実を植えています。

甑里 ヘタのママコ


何とかクロの姿を見たい私は福重さんと甑を計画。事前の情報では水温低下で釣果は下り気味で釣れてないとの事だがそこで釣りを中止するような軟な我々ではなく、出港の4時間前に串木野港に到着してすき焼で一杯やっていた。ところが宴会も終了となった頃から気温がグングン下がり、車の中に非難となった。車の中でウトウトしていると釣人が集まり始めて、午前4時前夢と期待を乗せた蝶栄丸は静かに港を離れていった。
操舵室の後ろで横になっていると急にエンジン音が小さくなり、甑島到着を知らせた。数組が瀬上がりしたところで石原船頭が「福重君、次ぎ行こうか」と声が掛かり、サーチライトに映し出された磯はヘタのママコだ。波飛沫がかかっているが船頭が大丈夫と判断して飛び乗った。確かに磯は濡れているが波は大丈夫そうなので中央に荷物を纏めて早速、キャップランプの明かりを頼りにマキエを作る。今回は何としてでもクロの顔を見たいのでマキエは上層から中層、更に下層までオールラウンドに狙える全層グレ遠投(つり万)として甑のクロを狙う作戦だ。
東の空が明るくなってきたのでマキエをして早速釣り開始。満潮までまだ少し時間があるので上げのポイントで竿を出すものの飛沫が凄く、私は10分位竿を出して頭から波を被ってしまい、近島向きの下げポイントで竿を出す事とした。
それにしても寒い。ツケエのオキアミを触っても冷たいので恐らくクロの動きは鈍いと判断して船頭の指示で作った2ヒロ半の仕掛けを急遽全遊動に変更する。と言ってもウキ止めをなるほど結びにしていたので潮受ウキゴムの所まで下げて全遊動X-VG24-2-4をフリーにするだけの楽チン仕掛けだ。マキエを先端左に打ち、仕掛けをやや左に入れると良い具合に流れて行くが先端より右に入れると一気に沖に流されるのでやや難を要する。
暫らく竿を出していると福重さんがびしょ濡れになって帰ってきて私の横で竿を出した。
彼の仕掛けは釣研の競-R0号(イエロー)での沈ませ釣りで、ウキが見えないと気が済まない私の釣りにでは真似の出来ない釣方だ。その福重さんの合わせが入った。右側の沈み根に持って行かれない様に竿を左に倒してやり取りしていると魚が姿を表した。巧みな竿捌きでタモ入れしたのは800gのクロだ。私も同じところを狙うのだが次も彼にアタッた。
少ない脳みそで冷静に考えてみると潮が入るところで仕掛けを止めているみたいだ。そこで私も道糸をやや張り気味にして流しているとウキが入るところを発見。最初はアタリかもと合わせたが2回目からは冷静になって少しずつ道糸を送ってゆくと釣技1.5号の穂先にコツンコツンと反応が有り、その後竿を引っ手繰っていった。そこで合わせを入れるとガッチリ針係したのか魚はガマに向かって突進して行った。久し振りに掛けた魚だ、魚も必死なら私も必死。ダイヤフィッシングのジョイナーV2・2号が瀬に触れようがお構い無しにガンガンリールを巻くと私の気迫に負けたのかクロが浮いてきた。引きからして良型かなと思ったがタモに収まったのは1k弱のレギュラーサイズだった。大体要領が分かればこっちのものので同じポイントで3枚同型を追加した後、潮が変わったのか全くアタリが遠退いてしまった。残り時間僅かになり福重さんが盛んにアタリを捉えるが針外れが多くなった。彼の仕掛けを見てみると針の上40cm位のところにG6ガン玉を打っている。私も真似をしてハリスにガン玉を打って流すと直ぐにアタリが来たがこれも針外れだ。数回続いた後アタリがあった瞬間道糸を出してみると一気に走り出した。してやったりで魚に勝ったと思いきやガクガクと竿を叩く感触が伝わってきた。水温低下のこの時期にと半信半疑でやり取りをしていると何と良型のバリが姿を表した。先程までのアタリはバリかと2人して必死になっていた事に大笑いしてこれにて竿を仕舞う事となった