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鬼瓦松元の七転八釣

南九州を中心に旬の魚を追っかけてます。 釣果は・・・。他、小さな庭に、植物、果実を植えています。

志布志沖防


満月の夜のみエビ網が入らないので夜釣りを計画していたが運悪く台風が発生して今回も中止。そこで例年志布志沖防で開催している「真ぐれ会宮崎」の焼き肉会をやろうと徳満支部長の声掛けで会員にメールしたところ釣りに行けずストレスが溜まっていた10数名が参加となった。と言っても釣りがメイン、対象魚は太刀魚、コロダイ、エバ、チヌ、サバと欲張りだが私は太刀魚1本に絞って沖坊に飛び乗った。午後7時過ぎ全員揃ったので焼肉の始まりだ。気の合った仲間なので会話が弾み竿を出したのは9時過ぎだった。
各自色々な魚を狙い、好みの釣場に散って行き、私は志布志港方面で仕掛けを飛ばす。
ところが事前の情報では「濁りが入っており太刀魚は余り釣れて無い」が見事に当たり誰の竿も曲がらない。その上雨まで降り出して一人、又一人と竿を置き私は数時間爆睡するという大失態をおかしてしまったのだ。やがて夜が明けて朝マズメは太刀魚のチャンスらしいが私はO氏からの誘いで中堤にてエバを狙う事とした。1便で帰る船に乗り中堤に降り先端付近に釣座を構える。エバ釣りと言っても馴染みが浅いので簡単に説明するとサビキで狙うエバとは比較にならない位良型で、O氏は先日50オーバーを数枚釣っている。仕掛けは竿が1.5号で道糸は3号、ハリは勝負チヌの3号程度を使用してエサはテナガエビかモエビを使用するらしい。(らしいと言うのはエバ釣りをするのは私初めてなのです)
今回使用したテナガエビとモエビはO氏が近くの川から採って来てくれたもので有り難く使わせて頂く事とにした。私は少しオキアミを持って来ていたのでチヌの舞ホワイト入りのマキエを足元に定期的に入れる事にする。O氏がブクブクで大事に活かしていたテナガエビを1匹取り出し口の横からハリを通すがこの際、頭の黒い所にハリを刺すとエビが死んでしまうので慎重に刺さないといけない。ピチピチ撥ねるエビを手で掴み何とかハリに付けて竿3本先に遠投する。横風が吹いているが釣研の遠投深場LS1号なので良く飛び仕掛けの立ちも早く、確りと潮を捉えて勢い良く堤防の「先端へと流れだした。仕掛けと共に私も移動するが先端を過ぎると潮が複雑に流れているので狙うポイントを決めて足元から先端までを狙う事する。(とO氏から指導されてそれに従うだけなのだ)エサ盗りも居なく殆どエサが残ってくるので堤防の先端まで流しては巻き取りを繰り返しているとO氏の竿が大きく曲がった。強気の攻めでアッと言う間に浮かしたのは40cmクラスのエバだ。「エバが回遊して来ど」と叫ぶO氏にせかされて活きの良いテナガエビをハリに刺して遠投するが私のウキには変化無くリールを巻くだけだった。期待したエバ回遊だったが小さな集団だったのかそれ以降竿を曲げる事無く空しくエサだけが残る状態となってしまった。
この釣りを熟知しているO氏は活き餌釣りを止めてルアー竿を手にして遠投を繰り返すが私は遅めの朝食を取り、再び次の回遊を待つ事として竿を振り続けた。
それから1時間、誘いを掛けながら流していたウキが行き成り海中に入って行った。すかさず合わせを入れるものの空振りに終わったが確りエサは盗られているではないか。この事をO氏に話すとルアーを止めて再び磯竿に持ち替えたのだ。その数投目O氏の竿が大きく弧を描いたのだ。強気の攻めで難なく堤防に横たわったのは50cmのフッコだ。私にも釣れないかなと糸を止めたり出したりして誘いを掛けているとゆっくりとウキが入って行ったのだ。先程の事もあるのでじっくり待って、道糸が走った瞬間に大合わせを入れると今度はバッチリ針掛かりしたみたいでグングン絞めこんで来る。そうわさせまいと引き抜くように竿を上げるとスンナリ獲物は浮いてきた。強力な引きからしてエバと思いきや何と磯の夜釣りで釣れるシブダイ。だが背ビレの下に黒い斑点のある通称クロテンで余り美味しい魚では無いので海に帰ってもらった。
気を取り直して再度振り込むと又もやウキが浸水していった。O氏の「早合わせは駄目よ」の声を背に受けながら糸ふけを取った瞬間、一気に竿に乗って来た。穂先が海面目がけて入って行く寸前で何とか糸を出して締め込みをクリアー。何とか主導権を握らなければと必死になって竿を握っていると少しずつではあるが魚がこちらに寄って来た。でも竿1本ウキ下なのだがウキは見えてこないので可なり道糸が出ている事になる。
ゆっくりと時間をかけて寄せにかかるが敵もさる者そうはさせまいと今度は足元に突っ込んで来た。ラッキーにも足元には障害物が無いらしいので極限状態になった竿を更に引き抜くと魚も観念したのか次第に浮いてきた。ウキが見えてその下に白い魚影が見える。
O氏がタモを構えてくれているのでそちらに移動して一発でタモに入れてくれた。
魚を見てびっくり、何とイトヒキアジではないか。型は1.2kgの良型で道理で良く引くはずだ。絞めてクーラーに入れて次を狙った数等目、今度はフッコが襲いかかって来たが先程のイトヒキアジ程では無く、難なく防波堤の上に横たえる事が出来た。
そうこうしている内にO氏が持って来たエビが底を着いたので今日の釣りは終了。
船頭に迎えの電話を入れて船着けに急ぐ我々だった。