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鬼瓦松元の七転八釣

南九州を中心に旬の魚を追っかけてます。 釣果は・・・。他、小さな庭に、植物、果実を植えています。

志布志沖防


本当は佐多岬周辺へシブダイ釣りに行く予定だったが生憎の台風で大時化状態。そこで昨シーズン好調だった志布志沖坊へ夜釣りの太刀魚釣りに行く事となった。単に小型の太刀魚だった近くの堤防で釣れるのだが沖防の太刀魚は大型で指5本クラスが釣れるので渡船料を払って沖防へ渡るのだ。太刀魚だけでは面白く無いので翌朝は良型のエバ釣りを計画しており、エバのエサは釣友の太多氏に頼む事となった。釣友達より一足先に港に着いた私は渡船に乗り太刀魚の一級ポイントの沖防5番に向かうが海水の濁りにびっくり。先程の台風の影響で濁っているとの事だ。船頭に状況を聞くと首を横に振り「太刀魚は濁りでさっぱりじゃっど。でも釣れん事はないけど」と訳の分からない事を言い出した。今更帰る訳行かず沖防5番に飛び乗って階段を上がり、先客の釣人の挨拶をすると宮崎の清武町から来られた方々で皆さんも太刀魚釣りみたいだ。
近くでは迷惑になると思い持参した台車に釣具を積み3番方面に移動する。
適当な所に釣座を構えて先ずは仕掛け作りだ。遠投用の3号竿に道糸はレグロンのアレス遠投磯5号としてサルカンの下にヤマシタ社のタチ魚仕掛けW針?を結び道糸には抜群の集魚効果があるルミカのパワー太刀魚50をセットする。これで仕掛けはバッチリだが足元の海中は濁りが入りどうも釣れる雰囲気ではない。そこで遠投なら何とかなるかも知れないと都城のフィッシングながともで購入したキビナゴのエサを仕掛けに付けて志布志湾向けて第1投。遠投用の12号ウキなので良く飛び着水してウキ下竿1本強で潮を掴み、勢い良く右に流れだした。本来ならば沖に出る左流れが多いのだが右流れは珍しい。何時もと違う流れなので今夜は期待できるかもと必死に遠投を繰り返すが志布志湾に夜の帳が降りて港の明りが増して来てもウキには何の変化はなかった。
やはり船頭の言っていた事は本当だったんだと感心しているとその船頭が操舵する寿海丸が近づいて来て釣友の久永、山下両氏を連れて来た。2人に状況を話すとどうせ釣れんのなら明日の帰りが楽チンな船着け周辺で竿を出すよと動こうとしない。仕方なく私は自分の釣座に戻り釣りを再開する。
厳しい状況の中、マキエで魚を寄せる事無く濁った海水の中でただキビナゴのエサで通りすがりの太刀魚を釣る事自体が厳しいのではと自己嫌悪に陥っているとウキがピョコピョコと変則的な動きをした。これはアタリかも知れないと仕掛けを上げてみるとキビナゴが確り盗られているではないか。期待できるかもとキビナゴを確り仕掛けに装着して遠投する。ある程度流れたところで又もやウキに変化が現れ、沈みそうで沈まない動きで所謂煮え切らない反応だ。少ない脳ミソで考えた挙句浮力が大きいのでは判断した私は釣研から新発売となったLFサーベル5号をバッグから取り出した。このウキは非自立仕様なので食い上げや横方面へのアタリにも対応するすぐれもので何と1投目から反応が表れた。
一端立ったウキが横に動きだしたのだ。先程の遠投大型ウキには出なかった反応で感心して見ていると今度は静かに暗黒の海に消えて行った。大きく合わすが空合わせでエサの盗られた仕掛けのみが寂しく上がって来た。再度エサを付けて投入。今度は逃がしてなるものかと手持ちで(それまではアタリが無かったので置き竿にしていた)構えていると又もやウキに反応が出て視界から消え去って行った。ドキドキしながら道糸を張り気味にしていると竿先に生体反応が来た。思わず大アワセを入れると今度はバッチリハリ掛かりしたみたいで太刀魚が大きくジャンプした。逃がしてなるものかとリールを必死に巻き足元まで寄せて一気に寄せて「おうりゃ!」と意味不明の気合いと共に振り上げた。
キャップランプで照らしてみると指4本はある良型だ。狙いの良型で思わずガッツポーズ。皆を呼ぼうかとも思ったが今太刀魚が寄っているのでこのチャンスを逃してなるかと震える手でエサを付けて仕掛けを投入すると何と又もやアタリが出た。先程の要領で太刀魚を掛けるが型が指2本以下の赤ちゃん太刀魚でLFサーベルの感度に感謝しながらもリリースを繰り返す事となった。その内アタリも遠退き、釣友達の所に行ってみると何も釣れて無く休憩中だった。私も朝から太多さんが持参する手長エビでエバ釣り予定しているので釣座に戻って暫らく横になる事にした。
どれ位寝ただろうか、周りの騒がしさで目が覚めると他船の釣人が堤防に乗って来た。我々も大急ぎで釣具を片付け、やって来た寿海丸に飛び乗った。太多さんが待っている中堤に乗り状況を聞くと何も釣れて無いとの事だ。暫らく竿を出すが何も釣れず今度は地の波止へと転戦となった。こちらも相変わらず濁っており万事休すかと思っているとテトラの際で竿を出していた山下さんが良型のエバをゲットした。釣り方を聞いてみると遠投して仕掛けを張りながらルアーみたいに引っ張って来るらしい。そこで私も遠投深場LS1号をテトラの先に投げて馴染ませ、ゆっくり引っ張って来ると穂先に衝撃が走った。左側のテトラに走って行くがそうはさせまいと右に一杯引っ張ると意外とすんなり引っ張り出し、白い魚影が見えてきた。久し振りの魚の引きを楽しんでタイミングを見計らって振り上げると勝負チヌ3号がエバにガッチリ掛かりしておりこれで土産が出来た。その後グングン気温が上がりギブアップ。昨夜からの疲れもでて今回はこれにて終了となった。今後志布志沖防はチヌ、太刀魚、エバ等の良型が釣れ出すので次回の釣りも沖防に来ようかと遠ざかる沖防を後にしながら釣友達と会話が弾んだ。