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鬼瓦松元の七転八釣

南九州を中心に旬の魚を追っかけてます。 釣果は・・・。他、小さな庭に、植物、果実を植えています。

飛翔会甑釣大会


今年も飛翔会(宮原赤竿会頭)釣大会が甑里の磯で開催される事となった。昨年は他の大会と重なったため不参加となったが今年は特に用事も無かったのでイの一番で申し込む事となった。何時もの大会パターンとしては午後1時に納竿して里の石原荘で宴会をしていたのだが車を運転する釣人が飲め無い為に早目に港に集合して一杯(酔っぱらわない程度)やろうと言う大会規定だ。都城からの相棒は自他認める引き出し名人山下さん、更に宮崎からは優勝経験があり自他認める恐妻家矢野矢竿君である。宮崎からは数名参加予定だったが孫の誕生日、娘の出産など高齢化が進む飛翔会を象徴する事態で矢竿の車は単独で串木野を目指す事となり、可哀想になったので都城経由で遠回りしてもらって我々がビール飲みながらルート案内をする事となった。港に着くと既に宴会は始まっており、大きな輪が出来ている。我々も輪に加わり久し振りの再開に程々に酔っていると長崎、宮崎の後発組がやって来た。更にボルテージをアップしていると他の釣人も集まって来たのでここでお開きとして乗船準備に取り掛かる。三連休の中日で翌日が雨との予報も重なり渡船の蝶栄丸は定員一杯の釣人を乗せて串木野新港を出港した。途中やや揺れたが無事、甑島に到着したが船室から外に出てびっくり。北寄りの風が吹き荒れており海上も風波が立っているではないか。船は沖の瀬から順次風裏のポイントに釣人を渡して行き我々は好調の地周りからの瀬渡しとなった。私はペアーを組む矢竿と4番目に地の3番半に渡して貰って早速イカ釣りを始めたがイカのご機嫌でも悪いのか中々乗ってくれず、夜も明け始めたのでクロ釣りの準備に取り掛かる事とする。船頭の話によると3.5番は正面の沖の沈み瀬周りがポイントでやや遠投すれば良いらしいが海面から駆け上がりになっており釣座が低いく、円錐ウキではやや見にくいので私は釣研の遠投性と感度を備えた小型自立棒ウキT-ACEのG2をXスナップでセットして棒ウキの切れるようなアタリを体感するつもりだ。ウキ下は棚を探る為に全遊動でハリスは東亜ストリングのエクシードフロロカーボン1.75号として針はキンリュウの勝負グレ6号とする。先ずはマキエ(全層グレ遠投+遠投パン粉+オキアミ1角)を足元に入れて魚の活性を見てみるがエサ盗りの姿は確認できない。その事を矢竿に話すと「クロは寄(酔)っていないかも知れないね。もう少しお酒を飲ませないとね」?と訳の判らない事を言い出したので私は期待の1投目を竿2本先に投入してウキの頭めがけて2杯のマキエを入れた。正しく基本道理の釣りで今か今かとアタリを期待したが仕掛けを上げてみるとエサは確り付いていた。そこでマキエが効いていそうな竿1本先に仕掛けを入れてみると潮受けハリスが海中で微かに確認出来る時にT-ACEがスッと入ったのだ。棒ウキファンにとっては何よりの視界から消え去るこの快感、魚は何であっても嬉しいのだ。軽く合わすと魚が竿に乗って来てグイグイ引いて来る。「これは最初から調子良いよ」と矢竿の声を掛けてタモノ用意をして貰い強力な魚の引きに耐えていると魚が小刻みに引くような感触がダイコー釣技1.2号から伝わって来た。おかしいな?クロの引きには程遠いかもと魚との間隔を詰めて行くと何と魚は白い魚体をひるがえして瀬際を右に左にと縦横無尽に暴れ出した。矢竿に「タモは要らんよ」と言って振り上げたのはヒツオ(イスズミ)でガックリ。更にそれ以降もヒツオのアタリは連発して2人して魚の居ない所に仕掛けを入投入するがそれでも時々ウキを消し込んでゆく。少しは磯を休めようと朝昼兼用の弁当を食べて再び竿を出すと干潮前なのか潮が止まってしまった。
どうせ釣れないだろうとウキ下を2ヒロにして沖の沈み瀬先端に遠投してやや張り気味にしていると何とウキが入った瞬間、竿に衝撃が走り思わず糸を出してしまった。これは大物と直感した私は沈み瀬から一気に離すべく、竿を海面と平行になるくらいギリギリに倒して一気に引き抜くと上手い具合に正面の深場へと方向転換していった。引きからして良型の尾長→良型→優勝が脳裏を横切り始めた。瀬際に突っ込んでくる尾長をテクニックで交わしてウキが見え後2ヒロまで寄せたところで魚が見えてきた。白く無いぞ、と口元が緩んだ瞬間魚を確認した。何と尾びれに斑点があるではないか。そう魚は良型のサンの字でした。そうこうしている内に潮が左流れに変わり魚の活性が上がったように思われたが
時計の針も11時半になり残り時間は1時間。そこで今一つアタリが出ない矢竿がウキを貸してくれと言うのでT-ACE−0を渡し様子を見ているとウキが静かに入って行った。「又ヒツオだよ」私の方を向いて笑っているが魚が見えた途端、急に顔色が変わり「クロだ!」と叫んだのだ。急いでタモを取りに行き一発でタモ入れしたのは40弱の立派なクロだ。
ウキ下を聞くと竿1本半らしいので私もウキ下を1本以上深くして遠投しているとウキが音を立てるように入って行った。瞬間に竿に衝撃が来て一気に沖に出て行こうとするので道糸を1mmたりも出してなるかと竿が極限状態になるまで曲ったが魚も根負けしたのか僅かではあるがリールが巻けるようになりやがてウキが見えるようになった。
クロで有りますようにと願うように海中を覗き込むと何と鮮やかな色の付いたブダイだ。
ガックリきた私はこれにて納竿。磯をきれいに流して迎えの船を待つ事とする。
港に着いて検量が始まるが流石にベテラン軍団、厳しい中の状況で検量に出す釣人が多くその結果、クロは片岡リンリン、石鯛は庵本さんが優勝となった。
最後にお楽しみ抽選会が行われ和気あいあいの内に第17回大会は幕を下ろし来年どの再開を約束して皆さん家路に着いた。